OBSで画面を録ろうとしたのに、プレビューが真っ黒。検索で見つけた設定を全部変える前に、何を映すソースなのか、対象が正しいか、別のソースに隠れていないかを順番に確認しましょう。
この記事は、主にWindowsでソフトの操作解説や画面収録を行う人向けです。ゲームやmacOSでは確認する設定が異なるため、最初に収録対象を分けます。原因が分かるように、一度に変更する項目は一つずつにします。
まず確認:映らないのはプレビューだけ?録画も?
OBSのプレビューが無効になっている場合や、見ているシーンが違う場合もあります。現在のシーン名とソース一覧を確認してください。スタジオモードを使っているなら、プレビューと実際の出力側を混同していないか見ます。
すでに録画したファイルがあるなら、短い部分を再生し、映像が入っているか確認します。プレビューでは映るのにファイルでは真っ黒という場合は、単純なソース設定だけでは説明できないので、録画・再生側の問題として切り分けます。
1.ソースが表示され、上に隠れていないか
使うシーンに対象のソースがあるか、目のアイコンが非表示になっていないか確認します。その上に全面の画像や色のソースがあると、下の映像は見えません。対象ソースを選んで、一覧の重なり順を確認しましょう。
映像が画面外へ移動していたり、極端に小さくなっていたりする場合もあります。対象ソースを右クリックし、「変換」→「画面に合わせる」で収録画面に収まるか確認します。ゲームキャプチャの大きさが固まって左上に赤い点だけ出る症状は、OBS公式が「変換のリセット」→「画面に合わせる」の順で案内しています。意図したクロップ・回転・位置は先に控え、この症状がないソースまで一括リセットしないでください。
切り分け用の新しいシーンに対象ソースだけを置くと、重なりやフィルターの影響を減らして確認できます。本番用シーンを壊さず、原因を絞るための方法です。
2.収録したいものと、キャプチャ方式が合っているか
- ソフトの操作画面:まずウィンドウキャプチャで、対象のアプリを指定する。
- デスクトップ全体:画面キャプチャで対象のモニターを確認する。
- ゲーム:対応する場合はゲームキャプチャを検討し、ゲーム固有の制限も確認する。
- カメラ映像:映像キャプチャデバイスの設定として、接続先やほかのアプリでの使用を確認する。
たとえば、ブラウザーの解説動画を撮るのに、ゲームキャプチャだけを追加しても期待した画面になるとは限りません。黒いままのソースを複製し続けるより、収録対象に合う種類へ戻って確認しましょう。
3.対象のウィンドウと表示状態を確認する
ウィンドウキャプチャのプロパティを開き、今使っているウィンドウが選ばれているか確認します。同じアプリで複数のウィンドウを開いている場合や、タイトルが変わった場合は、違うものを指定していないか見直します。
対象アプリを最小化しているなら、いったん通常表示に戻します。それでも映らなければ、Windowsのウィンドウキャプチャで次を確認します。
- 対象ソースのプロパティを開き、「ウィンドウ」が今のアプリを指しているか確認する。
- 「ウィンドウの一致優先順位」がタイトル完全一致になっていないか見る。前とタイトルが変わっている場合は対象を選び直す。完全一致の指定では、元のタイトルが見つかるまで空の映像になると公式に説明されています。
- 「キャプチャ方法」の現在値を控える。自動のまま黒い場合は、選択肢にあるBitBltなどを一つずつ試す。
OBS公式では、BitBltは効率が低い一方、一部のアプリでは役立つ場合があるとしています。黒画面が直った後も、スクロールの滑らかさ、文字、必要なポップアップを短い録画で確認します。方式が変わると、映る範囲や動きまで同じとは限りません。
ウィンドウキャプチャは指定したウィンドウを対象にするため、別ウィンドウとして開くダイアログなどが、期待どおりに収録されない場合があります。実際の操作手順を一通り試して判断します。
4.ゲームとmacOSは、専用の確認へ進む
ゲームキャプチャには、ゲーム側の仕組みや表示方式による制限があります。対応しない場合は、ウィンドウ表示・ボーダーレス表示とウィンドウキャプチャの組み合わせなど、公式の案内に沿って確認します。すべての黒画面に、同じGPU設定や管理者実行が効くわけではありません。
macOSでは、画面収録の権限や、OSに合ったソースを確認します。OBSの公式案内では、macOS 13以降はmacOS Screen Captureソースの利用が推奨される場面があります。Windows向けの設定変更をそのまま当てはめないでください。
セキュリティ機能を一括で切ったり、出所の分からない修正ツールを入れたりする前に、OBSとOSのバージョン、対象ソフト、使ったソース、試した変更をメモして公式資料へ進みましょう。
画面全体を映す前に、見せたくない情報を隠す
ウィンドウキャプチャで映らないからと画面キャプチャに変えると、メール、通知、別のタブ、ファイル名まで収録されることがあります。画面全体を使う場合は、通知を止め、個人情報を含むウィンドウを閉じ、収録用の画面を用意します。
「映るようになった」だけで完了にせず、収録範囲が広がっていないか確認してください。特にライブ配信では、試す前に配信へ出ない状態で確認します。
最後は30秒ほど録って、映像と音を別々に確認
- 実際に使うソフトで、クリック・スクロール・画面切り替えを行う。
- 30秒ほど録画し、停止して保存先のファイルを開く。
- 映像の欠け、黒い場面、マウスポインター、文字の見え方を確認する。
- 自分の声とPC音をそれぞれ聴き、必要な音が入っているか確認する。
- 正常だったシーン名と設定を控え、本番でも同じものを使う。
映像が直っても音は別問題です。音声を分けて録りたい場合は、OBSでマイクとPC音を別トラックに録る方法へ。配信まで進める場合は、YouTubeライブ配信の準備も確認してください。
確認日:2026年10月7日。参考:OBS公式・Window Capture、Game Captureのトラブルシューティング、macOS Screen Capture。30秒の録画は当サイトの確認用の目安です。

